クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
出入口に着き守衛さんに事情を話し終えると、背後から声をかけられた。
「不動店長、お疲れ様です」
振り返ると、結木くんが立っていた。
「お疲れ様。真霜さんのこと、待ってたの?」
すると、彼はへへっとはにかむ。
「朝にあれだけ落ち込んでる彼女の姿見ちゃったら、やっぱり放っておけなくて。由亜が明日休みなのも知ってたんで、俺、有休取ったんです。さっき売場で頑張ってる姿もちらっと見えたので、今日は労いたいなあってサプライズです」
ああ、なんてかわいいカップルなのだろう。私は内心むず痒くなるのを感じながら、平静を装いにこっと微笑んだ。
「そうだったのね。真霜、忘れ物店舗に取りに行ってるの」
「なるほど、先に帰っちゃったのかと思って焦りました。そう言えば、不動店長は最近どうなんすか?」
急に彼に話を振られ、クエスチョンマークが頭に浮かぶ。
「なんのこと?」
聞くと、彼はなぜか真剣な顔をした。
「恋の話です。由亜から、不動店長にいい感じの人がいるって聞いたんですけど……その後、どうなったのかなって」
「不動店長、お疲れ様です」
振り返ると、結木くんが立っていた。
「お疲れ様。真霜さんのこと、待ってたの?」
すると、彼はへへっとはにかむ。
「朝にあれだけ落ち込んでる彼女の姿見ちゃったら、やっぱり放っておけなくて。由亜が明日休みなのも知ってたんで、俺、有休取ったんです。さっき売場で頑張ってる姿もちらっと見えたので、今日は労いたいなあってサプライズです」
ああ、なんてかわいいカップルなのだろう。私は内心むず痒くなるのを感じながら、平静を装いにこっと微笑んだ。
「そうだったのね。真霜、忘れ物店舗に取りに行ってるの」
「なるほど、先に帰っちゃったのかと思って焦りました。そう言えば、不動店長は最近どうなんすか?」
急に彼に話を振られ、クエスチョンマークが頭に浮かぶ。
「なんのこと?」
聞くと、彼はなぜか真剣な顔をした。
「恋の話です。由亜から、不動店長にいい感じの人がいるって聞いたんですけど……その後、どうなったのかなって」