桃果の契り 才人妃は皇太子に溺愛されて
煌の大きな手が、そっと私の頬を包んだ。

「小桃……俺を好きなんだね。」

熱を帯びた瞳に射抜かれ、逃げ場はなかった。

「……うん。好き……」

次の瞬間、唇が重なり、息も心も奪われる。

熱い口づけに応えるうち、彼はゆっくりと衣を脱ぎ捨てた。

「小桃……もう君が欲しい。」

見下ろす顔に、胸が締め付けられる。

その言葉がどれほど危うい意味を持つか、私には分かっていた。

(これは禁忌。もし知られたら……私は殺されるかもしれない。)

それでも――煌の腕の中にいると、恐怖よりも愛の方が勝ってしまう。

「煌……」

震える声で名を呼び、涙が滲んだ。

「私……命を失ってもいい。あなたのものになりたいの。」

その告白に、彼の瞳が強く揺れる。

「小桃……」

囁きとともに、衣の紐が解かれ、冷たい空気が肌に触れる。

次の瞬間、煌の手が私の服を剥ぎ取った。

羞恥と恐怖、そしてどうしようもない甘美な期待が、全身を支配していた。
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