桃果の契り 才人妃は皇太子に溺愛されて
「小桃……君は俺が守る。」

低く囁かれた言葉に、胸の奥が震える。

「煌……」

衣の紐がほどけ、柔らかな肌が露わになっていく。

彼の視線に晒されるたび、火照りが増していった。

「この身体に……ずっと触れたかった。」

熱を帯びた指先が胸をなぞり、思わず吐息が漏れる。

甘く苦しい響きが、狭い部屋に満ちていく。

「小桃……君は俺のものだ。」

その宣言とともに、彼の熱が私を貫き、全身を支配した。

「煌っ……!」

名を呼ぶたび、熱が胸に、そして身体に溢れていく。

「いいんだ、小桃……もっと俺を欲しがって。」

耳元で囁かれるたび、理性は遠く溶けていく。

「ああ……」

重なった体温と吐息が、夜を満たしていく。

禁忌の初夜――それでも私は、煌を抱き尽くした。

もう彼なしでは、生きられないと悟るほどに。
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