クズなキミからの不適切な溺愛
光莉さんと交際を始めて三ヶ月目、人を好きになるのに年齢など関係ない俺だが、彼女と一緒にいれば、嫌でも彼女の方が大人だと思わされる場面があったのは事実だ。

(もっと大人になりたい)

その為には、《《アイツ》》からの提案を受け入れたのは正解だったかもしれない。

もっと彼女に相応しい男になりたいから。


(そろそろ話さないとな)

ただ、今は光莉さんの風邪を治すのが先決だ。

(おかゆなら作れるか?)

俺は寝転がったまま、スマホでたまごがゆを検索する。

「なるほど、野菜入れてもいいのか」

俺はそう呟きながら、彼女の額に触れる。


(熱、ちょい下がったな)

(今のうちにコンビニいくか)

俺は彼女を起こさないように上半身を起こそうとした。

その時──、彼女が俺の身体をぎゅっと抱きしめる。  


「え……っ、あの」

慌てて目線を落とすが光莉さんは眠ったままだ。

「……そばに、いて」

「嫌がっても離しません」

耳元でそう答えれば彼女がほっとした表情を見せた。

「……き」

「ん?」

「……大好き」 

(!!)

俺は両目を見開いたまま、フリーズする。 
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