クズなキミからの不適切な溺愛
「吉良…く、ん……待……っ」

「ごめん、光莉、さん……っ」

「おねが……ンッ」

「止まんない」

彼がブルっと身体を震わせながら一気に入ってきて、目の前が一瞬真っ白になる。

「──っ」

「……光莉さん」

彼が汗ばんだ私の前髪をそっと分けると、額に触れるだけのキスを落とした。

「痛くない?」

「……大丈夫……っ」

「ん、できるだけ優しくするから。でも痛かったら言って」

私が頷くと、彼がゆっくりと気遣うように腰を動かしていく。

やがてはじめに感じていたわずかな痛みと圧迫感はすぐに快感となって、聞かれたくない声は止まらない。

「は……っ、光莉さ……」

彼の切なげな声と表情が、さらに私をより深い快楽に堕としていく。

やがて激しくなった抽送に、お腹の奥から熱が膨れ上がってくる感覚がする。

規則的に軋むベッドの上で私は彼の背中を、ぎゅっと抱きしめた。

もっともっと彼の近くにいきたくて。
もっと深く彼を知りたくて。
愛したくて、ただただもどかしい。


「……っ、好きだよ」

彼のその言葉に重ねるように、好きだと口にした瞬間、私の身体は大きく跳ね上がり今まで出したことないような嬌声が響き渡った。

そして空から真っ逆さまに堕ちていくように全身の力が抜けていくのを感じながら、私は意識を手放した。

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