クズなキミからの不適切な溺愛
「……あの吉良くん、シャワー借りていい?」
「俺も入る」
「それはどういう……」
「一緒に入ろ」
「ちょ、無理無理っ、丸見えじゃない」
「それは俺も同じじゃないすか」
「だめ。全然リラックスできないよ」
「えー、どうしてもだめ?」
吉良くんは甘えた声を出しながら、ベッドから出ようとした私をさらに後ろからホールドしてくる。
「お願いごと聞いてくれるって言ったじゃん」
「それはもう昨日聞いたでしょ!」
真っ赤になりながら答えた私を見ながら、彼がククッと笑う。
「バレましたか。まぁ、一番のお願い事聞いてもらったから今日は諦めます」
「それはどうも、じゃあお先に」
私はタオルケットを巻いたまま、浴室に向かい、シャワーを浴び始める。
(ふぅ、気持ち)
そして身体を洗っていると、突然浴室の扉が開いた。
──ガチャ
(え?)
「どうも」
振り返れば真っ裸の吉良くんが浴室へ堂々と入ってくる。
「きゃあっ、ばか。何で入ってくんのよ」
「え? 暇だからです」
「意味わかんないっ」
「じゃあわかりやすくいいますね。光莉さんがそばにいないと寂しいからです」
「そんなワンちゃんじゃあるまいし……」
私の言葉に吉良くんが形の良い唇を引き上げると、私を浴室の壁にトンと追いやった。