クズなキミからの不適切な溺愛
私の言葉に彼がわずかに両目を見開いた。

「……無理してない?」

「ううん……吉良くんしか嫌なのに……ぐす」

「それはわかってるから。でも今度にしよ」

「やだ……お願い。これも……嫌なの」

私は胸元をぎゅっと握れば、彼が優しく私の髪を撫でながら、そっとベッドに押し倒した。

「見せて」

吉良くんは和馬によって付けられた胸元の赤い痕に指先で触れると、ぐっと奥歯を噛み締めるのがわかった。

「ちょっと痛くするけどいい?」

こくんと頷けばすぐに彼の唇が触れて、火傷をしたような痛みがはしる。

「……っ」 

「大丈夫?」   

「うん……」

私はそのまま彼の首に両腕を回す。

早く彼に抱かれたい。さっきの恐ろしい記憶を早く彼に消して欲しい。

彼が優しくキスを落としながら、私の身体に丁寧に触れていく。

「吉良くん……ずっとそばにいて」

「俺もずっと一緒にいたい」

私たちは甘い口付けを何度も交わす。

やがて私は身体の中に入ってきた彼に身体を震わせた。
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