クズなキミからの不適切な溺愛
事務所がざわつきだし、私も眉を寄せた。
社員の辞令をわざわざ社長がするなんて前代未聞だからだ。
(え? どう言うこと……)
『本日付けにて、吉良恩志を営業本部長に命じる』
(いま、……何て?)
『また吉良恩志は私の息子です』
(えっ!)
隣の吉良くんを速攻で見れば、彼が申し訳無さそうにこちらを一瞬見た。
『何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます』
社長がteamsを退出すれば、すぐに事務所が騒がしくなる。
「ということで、吉良本部長、一言ご挨拶をお願いします」
課長の言葉にすぐに吉良くんは前に出て挨拶を始める。
「この度、営業本部長に就任することになりました。また社長よりご説明がありましたが、今まで通り、いち社員としてツリードリンクに貢献できるよう尽力致しますので、変わらぬご指導をお願い申し上げます」
凛々しく挨拶を済ませると、事務所内から拍手が湧き起こる。
(これは一体……なにが起こったの)
(だって吉良くんが……御曹司?!)
私はおそらくとても間抜けな顔をしたまま、隣に戻ってきた彼に視線を向けた。
彼は仕事の資料を片手にこちらに椅子を寄せる。
「あの、新名さんちょっといいですか?」
(え、この状況でもう仕事?!)
「あ、え、うん」
彼がクスッと笑うと資料を広げる。
「仕事の前に……ねぇ、ビックリした?」
(!)
社員の辞令をわざわざ社長がするなんて前代未聞だからだ。
(え? どう言うこと……)
『本日付けにて、吉良恩志を営業本部長に命じる』
(いま、……何て?)
『また吉良恩志は私の息子です』
(えっ!)
隣の吉良くんを速攻で見れば、彼が申し訳無さそうにこちらを一瞬見た。
『何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます』
社長がteamsを退出すれば、すぐに事務所が騒がしくなる。
「ということで、吉良本部長、一言ご挨拶をお願いします」
課長の言葉にすぐに吉良くんは前に出て挨拶を始める。
「この度、営業本部長に就任することになりました。また社長よりご説明がありましたが、今まで通り、いち社員としてツリードリンクに貢献できるよう尽力致しますので、変わらぬご指導をお願い申し上げます」
凛々しく挨拶を済ませると、事務所内から拍手が湧き起こる。
(これは一体……なにが起こったの)
(だって吉良くんが……御曹司?!)
私はおそらくとても間抜けな顔をしたまま、隣に戻ってきた彼に視線を向けた。
彼は仕事の資料を片手にこちらに椅子を寄せる。
「あの、新名さんちょっといいですか?」
(え、この状況でもう仕事?!)
「あ、え、うん」
彼がクスッと笑うと資料を広げる。
「仕事の前に……ねぇ、ビックリした?」
(!)