クズなキミからの不適切な溺愛
「二人の時は敬語やめてほしいの」

「へ?」

「だめ、かな?」

「だめな訳ないじゃないすか」

俺はほっとすると、途端に口角が緩む。

(やば。めっちゃ可愛いお願いじゃん)

「だってせっかく付き合えたのにその、恩志くん私に敬語だから……ちょっと距離を感じるっていうか」

「いいんですか?」

「え?」

「敬語の時ってまだ自制できるような気がしてますけど」

俺はわざと光莉さんをぐっと覗き込んだ。そして彼女の目をしっかりと見つめる。

「やめたら俺、めっちゃ積極的になるよ?」

「それはどういう……こと?」

「まぁ、可愛いトイプーはこの世からいなくなりますね」

「えぇっ、それは嫌かも……」

「いいじゃん。本能むき出しのトイプーも」

「きゃ……っ」


俺はさっと光莉さんを横抱きにすると、寝室のドアを足で開ける。

「恩志くん、降ろして」

「ベッドについたらね」

昨日もシタばっかだったから、今日は自粛しようと思ったが彼女が可愛すぎて食べずにはいられない。

俺はベッドに光莉さんを組み伏せると、ネクタイを横に引いた。


「──光莉が好きだから、抱きたい」
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