クズなキミからの不適切な溺愛
※※
食事が終わると、私はあたたかいルイボスティーを淹れて吉良くんに差し出した。勿論、自社製品だ。

「ありがとうございます」

「ううん」

吉良くんは一口、口に含むとふぅと息を吐き出した。

「あったまりますね」

「寝る前はこれって決めてるの」

「ほんと光莉さんは愛社精神ありますよね」

「吉良くんもでしょ?」


彼は試飲会で飲んだ製品が発売されると必ず買って飲んでいるのを私は知っている。

「……どうすかね。俺の場合は……仕方なくというか……」

「仕方なく?」

「なんでもないです。ところで前から気になってたんすけど、高梨さんってなんで光莉さんにあんな敵意剥き出しなんすかね」

「あー……、うん、確かに」


美蘭が派遣としてやってきたのは一年前だ。

なんでも偶然、私が手がけた広告デザインを見て、うちの部署を強く希望したと課長から聞いた。

でも真面目に仕事をこなしたのは初めの三ヶ月ほどだけであとは何かと理由をつけて私に仕事を振ることも増えた。

(よく考えたら和馬とうまくいかなくなったのも一年前くらいだけど……考えすぎか)
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