クズなキミからの不適切な溺愛
最近、お互いに仕事が立て込んでいることもあって、週末の夜にご飯を食べに行く以外はLINEのやりとりがメインになっている。
先週の土日は私は空いていたのだが、吉良くんの家の事情で会うことが出来なかった。
(なんか残念に思ってる私って……どうなの。和馬と別れたばっかりなのに)
ここ数週間でどんどん吉良くんが私の心に入り込んできて、自分の気持ちが追いつかない。
(週末はデートだし……)
明日は初めて二人で海へデートに行くことになっている。吉良くんが提案してきた、水族館、映画館、海の三択から私が選んだ。
(どのスポットも定番って感じでやっぱ慣れてるよね)
隣の吉良くんをチラリと見遣れば、彼は真剣な眼差しでパソコンを叩いている。
(ダメダメ、集中しなきゃ)
私はマウスを片手に得意先の資料作成を始める。
「──新名さん」
「は、はいっ」
僅かに裏返りそうになった声に、隣からクスッと笑い声が聞こえた。
「考え事してました?」
何か言いたげな彼を恨めしく思いつつ、私は仕事モードに完全に切り替える。
「大丈夫。どの件?」
「今度の新しく取引することになった会社に提出する資料なんですけど、ロット数を変更したので確認お願いします」
「わかった、五分貰うね」
先週の土日は私は空いていたのだが、吉良くんの家の事情で会うことが出来なかった。
(なんか残念に思ってる私って……どうなの。和馬と別れたばっかりなのに)
ここ数週間でどんどん吉良くんが私の心に入り込んできて、自分の気持ちが追いつかない。
(週末はデートだし……)
明日は初めて二人で海へデートに行くことになっている。吉良くんが提案してきた、水族館、映画館、海の三択から私が選んだ。
(どのスポットも定番って感じでやっぱ慣れてるよね)
隣の吉良くんをチラリと見遣れば、彼は真剣な眼差しでパソコンを叩いている。
(ダメダメ、集中しなきゃ)
私はマウスを片手に得意先の資料作成を始める。
「──新名さん」
「は、はいっ」
僅かに裏返りそうになった声に、隣からクスッと笑い声が聞こえた。
「考え事してました?」
何か言いたげな彼を恨めしく思いつつ、私は仕事モードに完全に切り替える。
「大丈夫。どの件?」
「今度の新しく取引することになった会社に提出する資料なんですけど、ロット数を変更したので確認お願いします」
「わかった、五分貰うね」