That's not such a big deal, is it?
一人は嫌だから、誰かと一緒に探索に行きたいなと思ったが、とりあえず最初にルールをしっかり読んでおくことにした。
さっきはざっとしか読んでいないためそこまで理解できていなかった。
逆に、ざっと読んだくらいでも、十分絶望感を味わえるくらいにはこれは残酷なゲームと言えるのだ。
「…あれ?」
春風がルールを読み終える頃には、みんなは既に探索を始めていた。
どうしようか。
このままでは一人で探索することになってしまう。
それは避けたいことだった。
「あの、春風さん。私、ルールを読んでいたらみんな既に行っちゃったので一緒に回りませんか?」
一人きりで悩んでいるところを桃瀬に話しかけられた。
良かった。
とりあえず、一人ぼっちは回避できたかもしれない。
「いいよ。どこから行く?」
「うーん、とりあえず近いところからがいいですかね。一階からとか?」
「それはありだね。じゃあ、行こうか」
桃瀬の提案により、春風たちは一階から回ることにした。
一人じゃないっていいな。
少し安心できる。
安堵のため息を漏らす。
「というか、この状況ってかなり絶望的ですよね。普通に怖いんですけど」
「だよね。最初からあんなに殺されるなんて思ってなかったよ」
歩きながら、ゲームのことについてたくさん話した。
いつも笑っている桃瀬も流石に怖いと感じるらしい。