That's not such a big deal, is it?



 春風たちの目の前に長椅子が二つとその間にそれと横が同じ長さの長方形の机が置かれていた。

 これだけで教室のほとんどを埋めていると言っても過言ではないくらい椅子や机は大きかった。

 この机を挟んだ椅子に座っている人と会話をするときには、少し声を張らないと聞こえないだろう。

 他に、二人から見て食堂の左側の大きい窓から厨房が見えている。

 そっちも確認しておこう。


 「ちょっと厨房の中も見てきて良い?すぐ終わらせるから」


 「もちろんです。良ければ、一緒に行きたいです」


 そう桃瀬が言ったため春風は了承し、二人は厨房へと入った。

 厨房は元は技術科室の準備室だったところだ。

 厨房は食堂から見たときと同じで、広かった。

 ガステーブルは大きかったが、厨房が広いおかげで動きの邪魔になることはなさそうだ。

 食器棚にはたくさんの種類の食器が入れられている。

 それでいて、食器棚の中が窮屈という印象はない。

 そして、掃除のし易いつくりになっている。

 防錆加工も施されているのだろう。

 調理台は基本的に錆びにくく、手入れも簡単なステンレス製だった。

 その近くに、作業台として使用できるかなりのサイズのコールドテーブルも置かれていた。

 製氷機はあまりスペースを取らないスライド扉タイプだった。

 こんなに大きい厨房機器を何個も置いているのに、今更スペースを気にするのかと春風は疑問に思う。

 シンクは食材の洗浄と、食器の洗浄が別々に行えるようになっていた。

 食器洗浄機も置かれていて、かなり便利に洗い物ができるだろう。


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