That's not such a big deal, is it?
「そう。俺たちの名案なんだよ。凄いでしょ」
「態とでも笑えるのが凄いと思う。二人は今からどこ行くの?」
「自分の部屋見終わったから、三階を散策してるんだよ」
「なるほど」
野村と桃瀬が会話を交わしているのをただぼーっと聞き流して三階の内装について考えていた。
三階って他に変わったところってあったっけ。
たしかゲームマスターの説明ではなかったような気がするけど。
「逆に二人はどこ行くの?」
「一階見てきたから、とりあえず自分の部屋見に来た」
「あー、そういうことね」
霊野からの質問に答えていると、
「時間的にも春風ちゃんたちはもう行ったほうがいいよ」
野村にそう指摘された。
たしかに時間は無限ではないし、そろそろ切り上げるかと判断した春風が桃瀬に目配せすると、桃瀬は了解とでも言うように頷いた。
「じゃあとりあえずさよならってことで」
「そうだね」
「またね」
最後に挨拶を交わすと、野村と霊野は理科室がある方向に歩いて行った。
春風は桃瀬を見て、言った。
「俺たちも行こうか」
桃瀬がまたこくりと頷いたのを確認すると、春風たちも自室があるであろう方向の廊下を歩き始めた。