That's not such a big deal, is it?



 そろそろ異色の様子でも見に行こうかと、春風は体育館を訪れていた。


 「さて、俺の異色はいるかな………って桃瀬さん!?」


 「……きゃー、すごーい、わー、まるで運命みたーい」


 とても驚愕している春風と至って棒読みの桃瀬。

 圧倒的な反応の差だが、二人とも思っていることは同じだろう。

 どうしてここにいるのだろう、と。


 「えっ!?桃瀬さんも異色の確認に…?」


 「そうだけど…本当に同じ目的なんだ」


 「なんで俺の目的までわかるの?エスパー?」


 「いや、最初に春風さんが『俺の異色はどこかな』って言ってたの聞いていたのと、桃瀬さんも、っていう言い回しだから気づくよ。普通に」


 「そ、そういうもんだよな!うん」


 「…異色は一人遊びのプロみたいだね。見てみてよ」


 桃瀬の言う通り、視線を移すとたしかに異色たちはみんな一人でそれぞれの時間を過ごしていた。

 手遊びをする者もいれば。少し体を動かしている者も。

 異色は異色同士で関わりを持たないのだろうか。


 「おーい!春風、酔ー!」


 「そんな大きい声じゃなくても、聞こえるって」


 「あっ、本当だー!酔ー!春ちゃあん!」


 「すずはもか…」


 そんな会話と共に体育館に飛び込んできたのは林堂、莜彩、海本の三人だ。

 夕食前の部屋探検のときと同じく、三人で行動しているらしい。



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