家族になった来栖くんと。




ふわっと離された腕に、どういうわけか名残惜しさを感じてしまった。

ベンチに施されて、すぐ隣に須和くん。


としてもやっぱり彼はなるべく私に触れていたいらしく、肩を組むように重さのかからない愛が向かってきた。



「まず第1条。たぶんめちゃくちゃ可愛くなるよ、つぐみちゃん」


「それは……どういう…?」


「女の子ってさ、褒められると可愛くなるって言わない?俺ね、すっごい褒めるんだよ。もちろん本心だよ?つまり自然と自己肯定感が上がっていくわけ」



それが須和 北斗くんだと、私も思う。


そのメイクいいね、似合ってる。
髪型変えたの?いいじゃん!

なんていう声を、今まで遠くから聞いていたので。



「…須和くんからしたら、それはもう口癖だもんね」


「そう口癖。そーやって今までは外見だけを褒めてたね。…でも俺、つぐみちゃんのことは内面込みだよ。このちがい、わかる?」


「っ、そ、そういうの…困る……」



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