家族になった来栖くんと。




ふわっと意識は途切れて。
翌日、私はちゃんとベッドに寝ていた。

朝には熱も下がって、シャワーを浴びて、寧々ちゃんにメッセージを返して。


そして────、



「いや、その……ぜんぜん気にしてなくて!」


「気にしてないとかじゃない。俺が自分自身を許せないんだよ。つぐみちゃんの前で人を殴るとか、怖い思いさせたし……ほんと、すみませんでした」


「あのっ、とりあえず頭を、おもてを上げて須和くん…!」



飾りっ気のない私服姿で登場して、手土産まで持参して、我が家。

いつもナチュラルに跳ねさせているヘアスタイルも今日は皆無。

彼特有のふわっと香る甘い匂いも、どこか薄め。


そんな姿で深々と頭を下げているのはそう、須和くんだ。



「…だって俺のこと簡単に手ぇ上げるDV男とか、そーいうイメージ持ったでしょ?」


「も、持ってないよ…!須和くんはそんな人じゃないと思ってるから…」


「俺があのとき自分で言った予言知ってる?取り乱さないとか言ってたんだよ?ソッコー覆したわけじゃん……ごめん、もうちょい土下座させて」


「えええっ……」



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