家族になった来栖くんと。
そんなの逆に困る…!
インターホンが鳴って出てみれば、なんとなんとそこに立っていたのは須和くんで。
つまり一昨日のことを彼は謝罪しに、わざわざ休日を使って我が家までやって来たのだ。
「…こんにちは」
「……どうも」
こっちのほうが地獄だ…。
須和くんの口から呼んでほしいと言われたため、私は従うしかなかった。
これが彼なりの謝罪。
礼儀はしっかり徹底されている。
だとしても私の部屋に来栖くんと須和くんが揃うなんて、心臓に悪すぎるよ……。
「先日は…すみませんでした」
「いや…、俺も悪かったんで」
「うん、だよね。100ゼロでどう考えてもおまえが悪いよ」
「は?」
「あっ、ごめんなさい。つい」
「…………」
須和くんよ。
きみは本当に謝罪を持って……来たのかい。
「これ、湿布とか絆創膏とか…入ってるから」
「…べつにそこまでじゃない」
「だとしても一応。礼儀として受け取ってほしい。…仲良くしよう、ね?」
「…………」