家族になった来栖くんと。
「つーちゃんつーちゃん!じゃあその場合は素直に言うことが大事ってこと…!?」
「でもそれってつーちゃんの素朴さがあってこその結果ってことだよね…!?」
「ぜひあたしらにご教授のほどを…!!」
朝、休み時間、お昼休み、放課後。
隙という隙あらば私の机の周りをクラスメイトの女子だけでなく、隣クラスの女子生徒までもが囲んでくるようになった。
つーちゃん。
初めて付けられたあだ名と共に。
「貴様ら!そろそろ静まれ帰れ散れ!!」
「え〜!ねっちゃん、もう少しだけお願い…!」
「だれが“ねっちゃん”よ!!勝手にあだ名つけんな!!今日の説法は終わりっつってんでしょ!そんなことしてるから須和に相手にされないのよ!」
まって、寧々ちゃんまで「説法」なんて言わないで…。
集っていた女の子たちは「厳しすぎ〜!」と言いながらも無事に着席してくれた。