家族になった来栖くんと。




………としても、だ。

未成年が門限破って挙句に泊まりとは、いい身分だな───こんな声が聞こえる。



「ん…っ!んん…っ」



今日いちばんの、花火。


こんなにも甘くて激しいものができたんだと、なぜか感心してしまうほど。

北斗くんから伝わる熱はもう、私という人間を欲しているには十分だった。



「…今日は、やめとこっか」



私の脱力する身体を支えながらも、物足りなさそうに放たれた。



「ほんとは帰したくないけど。…さっきから鳴ってんだよなあ、すっげえ」


「わあっ…!!」



ブー、ブー、ブー、ブー。


与えられる熱に逆上せそうになってしまっていた私とは反対に、彼はまだ理性を持っていたみたい。

私のバッグから響き渡る振動を指差して笑っていた。



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