家族になった来栖くんと。
「緋彩、どうだった…?」
「警察を通して話してきた。あまり詳しいことは言えないが、証拠もあるし現行犯で主犯格は逮捕で間違いない」
「他の加害者たちは…?」
「未成年も含まれていたから、補導と罰金刑で済んだ連中もいるが……少年法も今は厳しいからな。もう好き勝手はできないはずだ」
「そう……」
ドアの外からコソコソと数人の声が聞こえる。
ぼんやり天井を眺めていた私は、眠気と脱力の狭間で戦っていた。
「あの、白山さんの様子は…」
「桃弥くん。君も怪我がひどいから、つぐののことより自分の心配をしたほうがいい」
「いや俺は……」
「それと弁護士としても大人としても言うが、あのやり方は感心しない。致命的なケガは無くて済んだが……少しでも間違えれば桃弥くんの命が危なかったんだぞ」
「……すみません」