家族になった来栖くんと。




「あんたら付き合ってんじゃないの…?あれ、ぜったいクズ元カレじゃん!」


「…そーだよ?」


「ちょっ、そーだよって!どういう趣味してんの…?」


「…ふっ。あのさ、俺を変なやつとして見ないでよお友達」



こうしてお友達と1対1で話すことは、たぶん初めて。

いつもつぐみちゃんを通してるし、つぐみちゃんが居るところにセットで居たのがこのお友達だ。



「……原 寧々(はら ねね)。いいかげん覚えてくれる?私とあんたも友達なら、尚さら名前くらい覚えなさいよ」


「…んじゃあ、原」


「いきなり呼び捨て?まあ…別にいーけど」



このタイミングを見計らってたのか、たまたま俺を屋上に見つけただけか。

ちゃんと向き合うと、答えは前者にも思えた。



「あまり人に話したことないんだけどさ。私の親……警察官なの」


「え?」


「…知ってるから。夏休み、つぐみに起きたこと」



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