家族になった来栖くんと。




「そんなの…、そんなのさ、正直考えるだけ堪(こた)えるって…。疎外感っていうの?それ、半端じゃなかった」



ごめん、つぐみちゃん。
こんなこと言いたくないし、思いたくない。


でも警察に事情聴取されたとき、その場で彼女を守ったのはあなたですか?って聞かれて。


いいえ俺じゃないです。

そう答えたあの日は、一生忘れられないと思う。



「白山家と来栖家に……どうしたって須和家は入れそうにないんだよ」



ここまで弱々しい声、出せたんだ俺って。

つぐみちゃんは俺を大人だっていう目で見てくるけど、そんなことないんだ実際は。


むしろめちゃくちゃ子供なんだよ。



「なら私が見てきた視点から言わせてもらうけど。…この数ヶ月間ずっと、つぐみの笑顔を作ってたのは須和だよ」



それって何ヶ月?

たったの3ヶ月くらいじゃない?



「…たかが3ヶ月だよ」


「いいや、4ヶ月くらい?」


「……変わんないって」



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