家族になった来栖くんと。
これ以上の罪悪感を増やしたくない。
私たちには絶対に言えないヒミツができてしまったの。
あの日のこと、私はどうひねったとしても北斗くんには言えないよ…。
「…小学校とかでさ、学童保育ってなかった?」
そこで全然ちがう角度から問いかけられる。
「学童保育…?うん、あった…」
帰宅時の家に保護者がお仕事だったりで居ない生徒を預かってくれる教室だ。
学校がそれをやっているところもあれば、ちゃんとした施設として設けられている場所もある。
宿題をしたり、おやつが出たり、私もちょっとだけ憧れた幼少期があった。
「ここ、放課後デイサービスみたいなもん」
「……えっ?」
「そーいうことだから」
え、えっと……?
それで乗り切ろうとしている来栖くん、とくに罪悪感や後ろめたさは………ないっぽい。