家族になった来栖くんと。




クラスは違うためそこまで知らないが、登校してもすぐ早退したり連日で休んだりと、登校日数は劇的に足りていないらしい。

進学校でもあるため、留年するんじゃないか?ともウワサされているようだった。



「おまえが……白山さんを突き落としたの?」


「しらやま……、ッ!!まだあんな女のことを言ってるの!?目を覚まして来栖くん…!!あんなのっ、」


「答えろ安口。おまえが白山さんを歩道橋から突き落としたのかって聞いてんだよ」



はっきり言って冷静さは、ない。

俺たちはいつだって大事なときに外部から邪魔が入っては、俺たちの糸を何度も何度も理不尽に切られる。


やっと、ようやく、また繋ぎ直せると思っていた今日。


こいつを物理的にも消さない限り終わらないんじゃないかと、とうとう俺はそうまで考え始めていた。



「ッ…、そーだよ!?悪い…!?私がつぐみちゃんを突き落としてやったの!!キャハハっ、キャハハハハッ!!」



俺はいつも失敗ばかりだったけど、1度経験したことは学ぶんだ。

今日もスマホが役に立った。
あの日と同じやり方で、しっかり録音。



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