家族になった来栖くんと。




「涼さん、提案なんですけど……私が来栖くんの様子を見に行くっていうのは…」


「えっ」


「学校帰りにちょうど寄れる場所なので…、私がご飯を用意してくるっていうのは……」



とんだ提案だ。

言ってから怖くなった。


たとえ彼女の義妹だとしてもここまでする理由はどうして?

なんて誰かに聞かれたなら、言い訳すらできそうにない。



「いいの…?食費は渡すから、お願いしてもいい…?もちろん毎日じゃなくて週に2回くらいで十分よ」



そして自分の提案が案外サラッと通ってしまったこともまた、驚きだった。

というわけでさっそく今日の放課後、来栖家をお尋ねしようと思うわけなのですが。


すこぶる………いろんな意味で後悔だ。



「こ、こんにちは…」


「……は、なんで。姉さんは」



さっそく放課後。

スーパーでの購入品を詰め込んだエコバッグを手提げて鳴らした、インターホン。



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