家族になった来栖くんと。




だからってこんな場を用意してくれなくても…。

寧々ちゃんの中学の同級生くんと、そのお友達くん。

4人でピザなんか囲めそうにないよ……。



「ユウタくん、つぐみとお似合いな感じしない?」



まだ話してもないです。

眼鏡をかけている男の子だってことは、把握。



「つぐみと似た控えめタイプっていうか、でもこうして来てくれるってことは興味はあるんだろうしさ~」


「……もしかすると私みたいに騙されて連れてこられたのかも」


「ごめんって!騙すつもりとかなくて、ほんっとうにつぐみを元気付けたかっただけなの!」


「…うん。それはありがとう」



だけど、寧々ちゃんとふたりでカラオケにでも行ったほうが私は元気になるよ。

それにもう、そこまで落ち込んでもないの。


同居が始まっちゃった今、逃げられない立場ではあるけれど、元カレくんは寧々ちゃんがイメージしてるより悪ではないから。



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