家族になった来栖くんと。
「居たって?だれが?」
「……元カレさん」
「えっ!?うっそ!!さっきのファミレス!?親族になった果てに謎の同居が始まった例のクズ元カレ!?!?それなら言ってよ〜!!」
「言えないよ……」
あとね、寧々ちゃん。
ちょっとだけ言いすぎかも…。
どこかで来栖くんが聞いていたらと思うと背筋が震えそうだ。
「なぁ〜んだ!そりゃ静かにもなるか〜。よかったあ…、てっきりつまらない思いさせて嫌われちゃったかなって思ったじゃん!」
「嫌うなんてないよ!寧々ちゃんを嫌うだけは、ぜったいにないから…!」
「私もよつぐみ〜!!じゃあまた新学期ね!」
満足そうに寧々ちゃんは大きく手を振って、私と反対方向に歩いていく。
ひとりになってから、やっと落ち着きが追いついてきた。
ふう…と一息ついて、もう少し道草してから帰ろうとショッピング街をふらついた私は。