家族になった来栖くんと。




「ちょっと…!それズルい!私も言いたかったのに…!!」


「だってあたし、1年のときと場所そんな変わらないもん!白山さんさえOKならいいじゃん!」



そう、なんと私が引いてしまった番号は。

窓際、4列目。
隣の席にウワサの転校生くんがいる。



「おいおい、そこ喧嘩すんなよー」


「だぁーって先生〜」


「んなら、白山次第だな。おまえがいいなら交換してやれ」


「え……」



どうしよう…。


私のことを春休みの日、街でぶつかって駅まで荷物を持ってあげた人間だと転校生の彼は気づいていないみたい。

寧々ちゃんとも離れちゃってるし、うん、交換してあげよう。


唇をきゅっと結んでうなずこうとした、私を。



「これで決定じゃダメなの?」



どうした転校生くん。

もうクラスの中心を奪っちゃって、びっくりするくらい仕事が早い。



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