イケメンドクターは癒されたい!!〜まさかの推しは家事代行の中野さん〜
「今日さ、翔馬が休みで午後から手伝いに来てくれるって、昼メシ頼んであるからみんなで食べよう」
「……いいんですか?」
「うん、大きな物は動かして貰おう」
「わかりました(笑)」
美麗は立ち上がった。
「今日は中野さん、コンタクトなんだね、いつものメガネもレミィみたいで可愛いけど」
「夏場は汗をかくので仕事によって使い分けてますね…」
当然だ、レミィはいつもの私の普段の格好を絵師さんとトワとマサシによって可愛く作られたキャラクターだ。
「畑野様はメガネがお好きですか?」
美麗は聞いてみた。
「そうだね、普段コンタクトで家でメガネってのもいいねぇ」
美麗は少し嬉しくなり立ち上がった。
「さて、何から片付けましょうか」
「やっぱりこの山のような書類と本かな、実は棚を買ったんだよ、今日の午後に届く」
「あー、1箇所にまとめたいですね」
「そうなんだよ、翔馬が来るから頼んだ(笑)」
「じゃあちょっと部屋の隅に寄せますね」
「お願い」
とりあえず散らかしっぱなしの紙類をまとめていく美麗
「どんな棚です?幅とかあけときたいですね」
慶悟は座っていてスマホを出した。
「これ」
美麗は膝をつけて、スマホを覗き込んだ。