氷の王子と消えた託宣 -龍の託宣2-
「では、エラお嬢様! 早速、そのドレスをお召しになってくださいませ!」
マダムの一言で、エラが一斉にお針子に囲まれた。あれよあれよという間にエラの着ていた簡素なドレスがはがされていく。お針子の壁が離れると、そこにはどこから見ても立派な令嬢にしか見えないエラが立っていた。
「エラ……! 素敵!!」
エラの茶色ががかった赤毛が良く映える、上品な緑色のドレスだ。エラにとても似合っていて、マダムも満足げに頷いた。
「マダム、無理を言って悪かったわね」
「いいえ、クリスタ様。さすがにわたしも手一杯でしたので、このドレスは弟子のひとりにまかせましたから。まだ駆け出しですが将来楽しみなお針子ですわ」
紹介されて緊張した様子のお針子にリーゼロッテは笑顔を向けた。
「素敵なドレスを作ってくれてありがとう。エラにとても似合っていて素晴らしいわ」
「あ、ありがとうございます……!」
お針子は真っ赤になって、今にも卒倒しそうだ。仲間に支えられてはふはふしている。
「リーゼロッテお嬢様……エラは何と言ってお礼を申し上げればいいのか……」
エラも感極まって今にも泣きだしそうだ。
「ふふ、エラには本当に感謝しているの。だから、快く受け取ってくれるとうれしいわ」
「はい……はい、お嬢様」
「でも、リーゼロッテの支度を手伝って、エラ自身も準備するとなると、ちょっと慌ただしくなりそうね」
「お義母様、それなら強い味方がおりますわ。ベッティ、お願いね」
マダムの一言で、エラが一斉にお針子に囲まれた。あれよあれよという間にエラの着ていた簡素なドレスがはがされていく。お針子の壁が離れると、そこにはどこから見ても立派な令嬢にしか見えないエラが立っていた。
「エラ……! 素敵!!」
エラの茶色ががかった赤毛が良く映える、上品な緑色のドレスだ。エラにとても似合っていて、マダムも満足げに頷いた。
「マダム、無理を言って悪かったわね」
「いいえ、クリスタ様。さすがにわたしも手一杯でしたので、このドレスは弟子のひとりにまかせましたから。まだ駆け出しですが将来楽しみなお針子ですわ」
紹介されて緊張した様子のお針子にリーゼロッテは笑顔を向けた。
「素敵なドレスを作ってくれてありがとう。エラにとても似合っていて素晴らしいわ」
「あ、ありがとうございます……!」
お針子は真っ赤になって、今にも卒倒しそうだ。仲間に支えられてはふはふしている。
「リーゼロッテお嬢様……エラは何と言ってお礼を申し上げればいいのか……」
エラも感極まって今にも泣きだしそうだ。
「ふふ、エラには本当に感謝しているの。だから、快く受け取ってくれるとうれしいわ」
「はい……はい、お嬢様」
「でも、リーゼロッテの支度を手伝って、エラ自身も準備するとなると、ちょっと慌ただしくなりそうね」
「お義母様、それなら強い味方がおりますわ。ベッティ、お願いね」