氷の王子と消えた託宣 -龍の託宣2-
そこまで言い終わると、カミラは急に悔しそうな顔をした。
「いやだ、本当に知っていることをすべて話してしまったわ。わたくしも龍に目隠しとやらをしてもらいたかったのに」
そう言った後、カミラは再びカイに向き直った。
「わたくしが知っているのはこれだけよ。その後アニータがどうなったのかなんて知らないし、なぜイルムヒルデ様がアニータを逃がしたのか、その理由も知らないわ」
カイは探るようにカミラの顔を見たが、そこに嘘の影は見いだせなかった。
「わかったらさっさと帰ってちょうだい」
冷たく言うと、再びカミラはカイに背を向けた。
「ご協力、感謝します」
その言葉だけを残して、来たときと同じくカイは、気配なくサロンを後にした。
「アニータ・スタン……本当に、愚かな子」
残されたカミラはひとり静かに、降り積もる雪を眺め続けた。
「いやだ、本当に知っていることをすべて話してしまったわ。わたくしも龍に目隠しとやらをしてもらいたかったのに」
そう言った後、カミラは再びカイに向き直った。
「わたくしが知っているのはこれだけよ。その後アニータがどうなったのかなんて知らないし、なぜイルムヒルデ様がアニータを逃がしたのか、その理由も知らないわ」
カイは探るようにカミラの顔を見たが、そこに嘘の影は見いだせなかった。
「わかったらさっさと帰ってちょうだい」
冷たく言うと、再びカミラはカイに背を向けた。
「ご協力、感謝します」
その言葉だけを残して、来たときと同じくカイは、気配なくサロンを後にした。
「アニータ・スタン……本当に、愚かな子」
残されたカミラはひとり静かに、降り積もる雪を眺め続けた。