逃亡した帝国の公女は2人の王子に溺愛される。
「エレノア・カルマンだってたくさんの顔を使い分けています。私が首都でするのは、レイモンドが苦手であろう冷たく感じる気位の高いだろう女の演技です。ご希望なら、移動の馬車の時からお見せいたしましょうか?レイモンドはこれから女好き自己中王族以外の顔を身につけなければなりませんよ。これからは自然体のその顔を見せるのは、私の前だけにしてください」

はっきり言って彼は自由すぎる。
欲に正直過ぎるところは私にとっては魅力的だが、他の人間にとっては軽蔑の対象になりかねない。

「馬車の中では悪女エレノアか、甘えてきて額に口づけしてきたエレノアを希望します。しっかりとエレノアの演技指導を受け帝国の首都用の顔も身につけますので、私の切実な希望も聞いてくださいね。これからは、本当の私を見るのはエレノアだけですよ。女好き自己中王族レイモンドの相手をたった一人でするのだから覚悟してくださいね」

相変わらず好き勝手なことを言う彼に呆気に取られてしまったが、これからは本当の彼を見られるのは自分だけだと思うと幸せな気持ちになった。
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