6月25日、彼は。
丹野くんは「今日は遅いし送らせて。その後はちゃんと待つから」と私を家まで送ってくれた。
私は前のように珀人が着いてこないのではないかと気になって確認したが、今日はちゃんと着いてきている。暗くて表情は見えないけれど。
丹野くんは私の家まで着くと、そのまますぐに帰っていく。
私の言葉を信じて待ってくれるという意味だろう。
そばにいる珀人を見ると、苦しそうなのにどこか安心しているような不思議な顔をしていた。
私はそんな珀人の表情を無視して、両手を上げる。
「珀人、ハイタッチ!」
「え?」
「12月25日に私と丹野くんは付き合わなかった。運命を変えたんだよ。だから、ハイタッチ!」
珀人は何故か呆然としたまま、目に涙を浮かべていく。
初めて見た珀人の涙だった。
私は前のように珀人が着いてこないのではないかと気になって確認したが、今日はちゃんと着いてきている。暗くて表情は見えないけれど。
丹野くんは私の家まで着くと、そのまますぐに帰っていく。
私の言葉を信じて待ってくれるという意味だろう。
そばにいる珀人を見ると、苦しそうなのにどこか安心しているような不思議な顔をしていた。
私はそんな珀人の表情を無視して、両手を上げる。
「珀人、ハイタッチ!」
「え?」
「12月25日に私と丹野くんは付き合わなかった。運命を変えたんだよ。だから、ハイタッチ!」
珀人は何故か呆然としたまま、目に涙を浮かべていく。
初めて見た珀人の涙だった。