6月25日、彼は。
その珀人の瞳を見て、私は確信する。
珀人は私を突き放すようなことを意味もなくする人じゃない。
どうしてもっと早く気づかなかったのだろう。
「ちゃんと説明して! 何を隠しているの!」
珀人なら何か知っている気がした。しかし珀人は私が問い詰めても、呑気に観覧車を見つめていた。
「珀人!」
しかし、珀人は観覧車を見ているわけではなかったらしい。
珀人の視線は観覧車の手前にある時計に向いていた。
「ねぇ、伶菜。あの時計は何時を指している?」
「え?」
時計は18:00を過ぎた所だった。
ここからでは私が自殺したという橋まで30分はかかるだろう。
つまり、私の自殺は阻止出来たということ?
「私の自殺を止められたの……?」
そう言った私に珀人は悲しそうに笑った。
珀人は私を突き放すようなことを意味もなくする人じゃない。
どうしてもっと早く気づかなかったのだろう。
「ちゃんと説明して! 何を隠しているの!」
珀人なら何か知っている気がした。しかし珀人は私が問い詰めても、呑気に観覧車を見つめていた。
「珀人!」
しかし、珀人は観覧車を見ているわけではなかったらしい。
珀人の視線は観覧車の手前にある時計に向いていた。
「ねぇ、伶菜。あの時計は何時を指している?」
「え?」
時計は18:00を過ぎた所だった。
ここからでは私が自殺したという橋まで30分はかかるだろう。
つまり、私の自殺は阻止出来たということ?
「私の自殺を止められたの……?」
そう言った私に珀人は悲しそうに笑った。