6月25日、彼は。
「っ! 伶菜、お願いだから、俺を見捨ててくれ! 伶菜が生きてさえいればそれで良いんだ!」
腕はもう限界で今にも千切れそうだった。それでも、この手を離すことを絶対にしたくない。
「うるさい! うるさい! うるさい! 丹野くんも珀人もうるさい! 私はただ……!」
「ただ『丹野 珀人』と一緒に生きていたいだけなの!!」
「それ以上でも以下でもない! 私から逃げられると思わないで!」
愛する人に生きていて欲しいと願って何が悪いの。
ただ生きていて欲しいだけなのに、それすら叶わないとでもいうの?
もし誰かがそれを許さないというのならば、私は意地でも抗ってやる。
「丹野くん! もう一度言う。私は貴方に生きていて欲しいだけ! それ以上を望んでいない!」
その時、ふと腕にかかる力が軽くなった。
腕はもう限界で今にも千切れそうだった。それでも、この手を離すことを絶対にしたくない。
「うるさい! うるさい! うるさい! 丹野くんも珀人もうるさい! 私はただ……!」
「ただ『丹野 珀人』と一緒に生きていたいだけなの!!」
「それ以上でも以下でもない! 私から逃げられると思わないで!」
愛する人に生きていて欲しいと願って何が悪いの。
ただ生きていて欲しいだけなのに、それすら叶わないとでもいうの?
もし誰かがそれを許さないというのならば、私は意地でも抗ってやる。
「丹野くん! もう一度言う。私は貴方に生きていて欲しいだけ! それ以上を望んでいない!」
その時、ふと腕にかかる力が軽くなった。