憧れの御曹司と婚約しました。
「でも、君なら分かってくれると思った。もこまるの魅力、君は誰よりも感じてるだろう?」
その言葉に、私は思わず頷いていた。もこまるは私にとって、ただのゆるキャラじゃない。心を癒し、自由な自分を思い出させてくれる存在だ。颯さんがそんなもこまるを生み出した人なら、もしかして彼とは思った以上に分かり合えるのかもしれない。
「颯さん、私……この部屋、もっと見てもいいですか?」
私は少しドキドキしながら尋ねた。颯さんは一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにニヤリと笑って頷いた。
「いいよ。ただし、ひとつ条件。次の新作のデザイン、君の意見も聞かせてくれ。どうかな?」
「え、ほんと!? 絶対、やりたい!」
私は思わず飛び上がるように答えた。もこまるの新作に携われるなんて、夢のような話だ。颯さんは私の反応を見て満足そうに笑い、部屋の奥にあるスケッチブックを手渡してきた。