一夜限りの契約妻──冷徹御曹司の独占愛は甘すぎて逃げられない
「私……初めてなの。」

小さな声で告げると、聖さんの動きが止まった。

「えっ?」

驚いたように目を見開いたあと、すぐに私をぎゅっと抱きしめてくれる。

「……そうか。じゃあ、もっと大事にしなきゃな。」

低い声が胸の奥に染み込む。

怖さよりも、その言葉に支えられて心がほどけていった。

次の瞬間、聖さんの唇が胸元へと降りていく。

「やっ……」

思わず体が跳ねる。

柔らかな舌先が肌をなぞり、やがて胸の先を包み込む。

「ああ……」

熱い吐息とぬるりとした感触が交じり合い、体がぞくぞくと震えた。

「美味しいよ……真帆。」

囁きながら、彼は執拗に舐め上げる。

「やだ……こんなの……」

言葉と裏腹に、声が勝手に漏れてしまう。

舐められるだけで、胸の奥から熱がこみ上げてくる。

知らなかった。

触れられるだけで、こんなに体が反応するなんて──。

甘い痺れが全身に広がり、気づけば私はシーツをぎゅっと握りしめていた。
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