お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
そして、次に副社長から桜賀の紹介が始まり、私はそれをぼうっと聞いていた。
…副社長補佐…
そっか、そんなすごい仕事に就いてたんだ…
実は私も桜賀が本社で何をしているのか聞いてはいなかったんだ。
だから、今初めて知って驚いた。
同期ですぐ近くにいた桜賀が、今は画面の向こう側にいる。
お見合いで告白されたけど…
どんどん遠い人になっちゃうんだね…
そんな風に思っている所に桜賀が挨拶を始めたので、しっかりと見ておくことにした。
桜賀の挨拶はとてもしっかりとしていて、補佐というよりも〝副社長〞を意識したものにも見え、初めて見るその大人びた姿を素敵だと思う反面、ますます今の自分との差を感じてしまった。
やっぱり私には不釣り合いな人なんだね、桜賀は。
いくら私が一緒にいたいと願ったところで、悪い噂の出た私には、所詮手の届かない人。
『奈都子を諦めたくない』
『もう少しだけ待ってくれ』
…桜賀はそう言ってくれたけど、きっと冷静になれば私達が一緒にいられないことに気付くはずだ。
だから…
近い内に私から「ごめんなさい」をして…
会社も辞めよう。
そう諦めの気持ちが固まってきたところで、桜賀の挨拶は終わろうとしていた。
のだけど…
『あと、これは余談なんですが』と桜賀は続けた。
余談?
挨拶なのに珍しいなと思いながら、再度耳を傾けた。
…副社長補佐…
そっか、そんなすごい仕事に就いてたんだ…
実は私も桜賀が本社で何をしているのか聞いてはいなかったんだ。
だから、今初めて知って驚いた。
同期ですぐ近くにいた桜賀が、今は画面の向こう側にいる。
お見合いで告白されたけど…
どんどん遠い人になっちゃうんだね…
そんな風に思っている所に桜賀が挨拶を始めたので、しっかりと見ておくことにした。
桜賀の挨拶はとてもしっかりとしていて、補佐というよりも〝副社長〞を意識したものにも見え、初めて見るその大人びた姿を素敵だと思う反面、ますます今の自分との差を感じてしまった。
やっぱり私には不釣り合いな人なんだね、桜賀は。
いくら私が一緒にいたいと願ったところで、悪い噂の出た私には、所詮手の届かない人。
『奈都子を諦めたくない』
『もう少しだけ待ってくれ』
…桜賀はそう言ってくれたけど、きっと冷静になれば私達が一緒にいられないことに気付くはずだ。
だから…
近い内に私から「ごめんなさい」をして…
会社も辞めよう。
そう諦めの気持ちが固まってきたところで、桜賀の挨拶は終わろうとしていた。
のだけど…
『あと、これは余談なんですが』と桜賀は続けた。
余談?
挨拶なのに珍しいなと思いながら、再度耳を傾けた。