お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
「…やっぱ11月に入ると、陽があっても暖かいとは言えないねー」
「確かに暖かいまではいかないけど、でも今日はちょうどいいんじゃない?ほら、温かい肉まんも美味しく感じるしさ。……はふっ、うん!おいし!」
コンビニで買ったばかりのホカホカの特製ピザまんを頬張ると、濃厚なトマトソースとバジル、ガーリックの香りがお口の中で素晴らしいハーモニーを奏でていて、そこへまろやかなチーズを感じると、もう感動的な美味しさ!うん!これはリピ買い決定!
「まーね、確かにこれは冬ならではよね。ではいただきまーす!…はふっ……うん!麻婆茄子まんも見事に旨い!ナツコも好きでしょ、麻婆茄子。コレ今度買ってみ?本格的な辛さもあってオススメだよ!絶対気に入るから!…あー、この花椒の香りと辛さはヤミツキかも」
2人で美味しい中華まんを堪能し、ペットボトルのお茶を飲んで一息つくと、葵が「てゆーかさぁ」と話し出した。
「ルナさんや保科達、どうするんだろ。もしかしたら辞めるかもね。ま、自業自得だけど」
「…葵、ありがとね」
「何が?たからばな酒蔵の宣伝?」
「アハッ、全部」
「何だ、じゃあ宣伝もありがたいと思ってるワケね」
「まぁね。これで爆売れしたら、葵のおじさんとおばさんのボーナスも上がるかもね!アハハ」
謝辞を素直に受け取らない葵に、私は意固地にならずに合わせてみた。
葵の照れ隠しっていうのは分かってるからね。
すると、バッグの中からスマホの通知音が聞こえ、見ると桜賀からのメッセージが来ていた。
『今日の夜、会えるか?』
その短い文章に、なぜか涙が溢れた。
「桜賀から?」
「……ん」
「早く返事してやんなよ、即レスしたら喜ぶよ、あいつ」
「ん……」
だから…
〝会えるよ〞
それから…
〝ありがとう〞
…私も短い言葉のメッセージを送った。
「確かに暖かいまではいかないけど、でも今日はちょうどいいんじゃない?ほら、温かい肉まんも美味しく感じるしさ。……はふっ、うん!おいし!」
コンビニで買ったばかりのホカホカの特製ピザまんを頬張ると、濃厚なトマトソースとバジル、ガーリックの香りがお口の中で素晴らしいハーモニーを奏でていて、そこへまろやかなチーズを感じると、もう感動的な美味しさ!うん!これはリピ買い決定!
「まーね、確かにこれは冬ならではよね。ではいただきまーす!…はふっ……うん!麻婆茄子まんも見事に旨い!ナツコも好きでしょ、麻婆茄子。コレ今度買ってみ?本格的な辛さもあってオススメだよ!絶対気に入るから!…あー、この花椒の香りと辛さはヤミツキかも」
2人で美味しい中華まんを堪能し、ペットボトルのお茶を飲んで一息つくと、葵が「てゆーかさぁ」と話し出した。
「ルナさんや保科達、どうするんだろ。もしかしたら辞めるかもね。ま、自業自得だけど」
「…葵、ありがとね」
「何が?たからばな酒蔵の宣伝?」
「アハッ、全部」
「何だ、じゃあ宣伝もありがたいと思ってるワケね」
「まぁね。これで爆売れしたら、葵のおじさんとおばさんのボーナスも上がるかもね!アハハ」
謝辞を素直に受け取らない葵に、私は意固地にならずに合わせてみた。
葵の照れ隠しっていうのは分かってるからね。
すると、バッグの中からスマホの通知音が聞こえ、見ると桜賀からのメッセージが来ていた。
『今日の夜、会えるか?』
その短い文章に、なぜか涙が溢れた。
「桜賀から?」
「……ん」
「早く返事してやんなよ、即レスしたら喜ぶよ、あいつ」
「ん……」
だから…
〝会えるよ〞
それから…
〝ありがとう〞
…私も短い言葉のメッセージを送った。