お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
「ふ……かわい」

その、優しい笑顔に秘めたオトコの欲が見えてゾクリとしていると、響の唇が私の胸の先端に当てられた。

「っ!」

ビクン、と動いた私の反応を楽しむかのように、ちゅ、ちゅ、と何度も唇で触れる。

…本当に触れるだけ。

だから、その先を期待しているカラダが、更なる快感をねだる。

「響……」
「物足りない?」
「…ん…」

熱い顔で頷くと、優しく頭を撫でられた。

「ハハ、ごめん。ちょっとジラした」
「ん…」

期待してるのがバレて気恥ずかしくて、顔を逸らしちゃった。

「…やば、奈都子がめっちゃ可愛いくて、ジラすつもりが俺がジラされてんじゃん……あーもう我慢しねぇから」
そう言うと、私の期待していた快感がすぐにやってきた。


「あぁ…っ!」

その久しぶりすぎる快感に、吐息と甘ったるい声が漏れる。

恥ずかしいと思いながらも、声を出さずにはいられなくて…声も吐息も感じるがままに発していた。


胸を愛撫されてるだけなのに、声が止められないほどの快感なんて初めて…
何でだろう…響だから嬉しいのかな…


「奈都子、そんなに気持ちいい?」

「ん…すごい感じちゃって…」

「そんなこと言われると、色っぽい奈都子がすげぇ可愛いくてもうヤバいんだけど。ってか、もう俺にしか感じれねぇ様にしてぇな」

「ふふっ、もう一生響としかしないんだから、それは当たり前のことなんじゃない?」

「そっか、それもそうだな」

「響もだよ?…私以外の人に興味が出てもしないでね、遊びだとしても…」

「何言ってんだよ、当たり前だろ。俺は奈都子じゃなきゃ愛し合えねぇんだから。遊びも何もそもそも他の女なんて興味すらわかねぇし」

「ほんと?…ふふ、よかった」

「じゃあ、もっと気持ちよくさせるから覚悟しろよ。…つって、あんま自信ねぇけど」

「ううん、そんなの関係ない。私、響にたくさん愛されたいし、私も響をたくさん愛したい。それが幸せだから」

そう微笑むと、響も優しい笑みを返してくれた。

「…ありがとな、奈都子。愛してる」


そして…
私達は感情の赴くままココロもカラダも貪る様に愛し合い、幸せな時間を過ごした。

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