お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
──次の週の土曜日。
今日は川崎にあるご実家へ、一人車を走らせている響。
週明けから秘書見習いの人が来ると決まったそうで、その前に、仕事で使う服や身の回りの物を実家に置きに行ったんだ。
♪~♪~
あっ、響からの電話!
もうそれだけで嬉しくなっちゃう、ふふ。
「響、終わったの?」
『あぁ、これからそっち帰るから、もう少し待ってて』
「はーい。気を付けて帰ってきてね」
『ありがと。あー、早く奈都子に会いたい!』
「あはっ、まだここを出て2時間も経ってないのに」
『今日と明日は離れてたくないから』
「うん、私もだよ。でも急がなくていいから、ほんとに気を付けて来てね」
『ん、了解。…愛してる』
「ふふ、私も」
『「私も」、何?』
えっ!
「あ…愛してる…」
『ふ、ありがと。赤い顔してる奈都子が目に浮かぶよ。…じゃ運転するけど、何かあれば電話してくれていいからな』
「ありがとう。じゃあ待ってるね」
なんて甘い会話を交わすと、やり取りが終わってからも顔がほころんだままなんだよね。うふふ。
さ、響が帰ってくる前にお部屋の掃除を終わらせちゃおうっと!
今日は川崎にあるご実家へ、一人車を走らせている響。
週明けから秘書見習いの人が来ると決まったそうで、その前に、仕事で使う服や身の回りの物を実家に置きに行ったんだ。
♪~♪~
あっ、響からの電話!
もうそれだけで嬉しくなっちゃう、ふふ。
「響、終わったの?」
『あぁ、これからそっち帰るから、もう少し待ってて』
「はーい。気を付けて帰ってきてね」
『ありがと。あー、早く奈都子に会いたい!』
「あはっ、まだここを出て2時間も経ってないのに」
『今日と明日は離れてたくないから』
「うん、私もだよ。でも急がなくていいから、ほんとに気を付けて来てね」
『ん、了解。…愛してる』
「ふふ、私も」
『「私も」、何?』
えっ!
「あ…愛してる…」
『ふ、ありがと。赤い顔してる奈都子が目に浮かぶよ。…じゃ運転するけど、何かあれば電話してくれていいからな』
「ありがとう。じゃあ待ってるね」
なんて甘い会話を交わすと、やり取りが終わってからも顔がほころんだままなんだよね。うふふ。
さ、響が帰ってくる前にお部屋の掃除を終わらせちゃおうっと!