お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~

別居開始~嵐は嫉妬をも巻き起こす

その日の夜──

10時を過ぎ、お風呂から上がるとすぐさまモコモコのルームウェアに着替え、今日頑張った自分へのご褒美に一人で貴醸酒を嗜んでいた。

「んんー!冷たくて甘くておいしーい!」

グラスを優しく振り、大きめの氷をゆっくり溶かしながら味わう。

そうだ、アイスに貴醸酒をかけて食べるのもアリだよね。うん、後でやってみよ!なんてウキウキしながらお気に入りのソファで寛いでいると、いきなりお部屋のドアが開いた。

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