お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
「おっひるー!あーお腹すいた!早く食べよー!」
「葵ってば、それ小学校の時から変わんないよね」
私がそう突っ込むと、相田さん達が「長いお付き合いなんですね」と笑った。
「そうよぉ、ま、あたしとナツコは姉妹と言ってもいいわね」
「見た目も性格も逆だけどね」
とまた突っ込むと、「ほんとに似てない姉妹だよな、クッ」と声が聞こえ、振り返ると、本社ビル側の出入口ドアに響が立っていた。
「ひ……桜賀」
また『響』と言いそうになっちゃった。
危ない危ない。
「あら、桜賀おつかれ。もうランチ行ける?」
「あぁ。爽維さんは?」
「もうすぐ来ると……あ、来た来た」
と言う葵の視線の先を辿った先に、こちらへ向かってくる爽維くんが軽く手を上げたのが見えた。
「今日は皆さんでランチに行かれるんですか?」
三人揃って外食に行くのか、相田さん達がバッグを持って私達の元へやって来た。
「そう!ここの上にある社員食堂ってちょっとすごいのよ!雑談がてら話すこともあるし、行ってみようと思ってさ。もし良かったら皆さんも一緒にランチする?」
「えっ、いいんですか!?」
「嬉しいですけど…」
「お邪魔じゃないですか!?」
と、三人が私達全員をグルグルと見回しながら問う様子に、まず響がクッ、と笑い、それに続いて葵と私も小さく吹いてしまったが、爽維くんは優しく微笑んでいる。
「全っ然!あなた達には爽維を紹介したいと思ってたし。ねぇ爽維、いいわよね?」
「もちろん。…どうも初めまして。葵の婚約者の藤間爽維といいます。…ここで話すのもあれですし、そろそろ葵もお腹がすいてイラつき始めるだろうから、もう上に行きましょうか」
「ほら、行きましょ」
「ありがとうございます」
「奈都子さんも桜賀さんもいいんですか?」
「「もちろん」」
偶然、響と言葉が重なり、ちょっと嬉しくて心がくすぐったくなっていると、私達の仲を知る三人もまた、優しく笑ってくれた。
「葵ってば、それ小学校の時から変わんないよね」
私がそう突っ込むと、相田さん達が「長いお付き合いなんですね」と笑った。
「そうよぉ、ま、あたしとナツコは姉妹と言ってもいいわね」
「見た目も性格も逆だけどね」
とまた突っ込むと、「ほんとに似てない姉妹だよな、クッ」と声が聞こえ、振り返ると、本社ビル側の出入口ドアに響が立っていた。
「ひ……桜賀」
また『響』と言いそうになっちゃった。
危ない危ない。
「あら、桜賀おつかれ。もうランチ行ける?」
「あぁ。爽維さんは?」
「もうすぐ来ると……あ、来た来た」
と言う葵の視線の先を辿った先に、こちらへ向かってくる爽維くんが軽く手を上げたのが見えた。
「今日は皆さんでランチに行かれるんですか?」
三人揃って外食に行くのか、相田さん達がバッグを持って私達の元へやって来た。
「そう!ここの上にある社員食堂ってちょっとすごいのよ!雑談がてら話すこともあるし、行ってみようと思ってさ。もし良かったら皆さんも一緒にランチする?」
「えっ、いいんですか!?」
「嬉しいですけど…」
「お邪魔じゃないですか!?」
と、三人が私達全員をグルグルと見回しながら問う様子に、まず響がクッ、と笑い、それに続いて葵と私も小さく吹いてしまったが、爽維くんは優しく微笑んでいる。
「全っ然!あなた達には爽維を紹介したいと思ってたし。ねぇ爽維、いいわよね?」
「もちろん。…どうも初めまして。葵の婚約者の藤間爽維といいます。…ここで話すのもあれですし、そろそろ葵もお腹がすいてイラつき始めるだろうから、もう上に行きましょうか」
「ほら、行きましょ」
「ありがとうございます」
「奈都子さんも桜賀さんもいいんですか?」
「「もちろん」」
偶然、響と言葉が重なり、ちょっと嬉しくて心がくすぐったくなっていると、私達の仲を知る三人もまた、優しく笑ってくれた。