お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~

まさかの不安が現実に…

お昼に川嶋さんの言っていた事が嘘なのだとハッキリさせたくて、その日の夜、寝る前の少し遅い時間にメッセージを送ってみた。

『電話で話したいんだけど、時間あるかな?』

しかし、やはりというか、なかなか既読にならず、私は返信を待ちながらいつの間にかこたつで眠ってしまっていた。



翌朝、いつものアラームで目が覚め、すぐにスマホを確認すると、いくつかメッセージが来ていた。
でもその時間は夜中の3時過ぎ…

『ごめん、家で仕事してたら寝落ちした。これからまた続きやらないと』

『メッセージに気付かなくて、電話できなくてごめん』

『てか、このメッセージ連投で起こしたらごめんな』


その『ごめん』ばかりのメッセージに、こちらこそ忙しいのにごめんなさい…と思っていると、次の言葉に涙が溢れた。


『早く会いたい。ゆっくり話したい』


…響…
私もだよ…
私も…早く会いたい…

恋人として…ゆっくり話したいよ…

< 195 / 267 >

この作品をシェア

pagetop