お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
無言のまま間宮くんについていくと、彼が入ったのは有名コーヒーショップ。
…そっと回りを見渡し、ちゃんとしたお店でよかった、とホッとしながら2人席に向かい合って座る。
「…僕がナツを拉致するとでも思ってた?」
あっ、顔に出てたかな。
「そういう訳じゃないけど」
「…ごめん、さっき手荒なことして連れ出したから、そう思うのは無理ないよな」
ん?何かさっきと態度が違う…?
「話したいことがあったんだ。…けどきっと普通に連絡しても相手にされないと思って……手荒な真似して本当にごめん!」
と頭を下げる間宮くんに少し戸惑いつつ口を開いた。
「…それで、話って何ですか?」
「…昔のことを謝りたくて…」
「それって、あの時の…?」
「うん」
「その件でしたらもう終わったことですし、何とも思っていませんから…これで失礼します」
「ナツ待って!頼む……頼むから聞いてほしい…」
その懇願する様相に、昔…仲がよかった頃の間宮くんが思い出され、張っていた警戒心が少しだけ緩んだ。
「…わかりました。少しだけなら」
と言うと、間宮くんは安堵した表情を見せた。
「ありがとう…ナツ。…あの時は本当にごめん。あの女のことは本当に好きとかそんな気持ちなんてなかったんだ。……僕は…ナツが大好きだった。誰にも渡したくないくらい、大好きだった。だから、あの女に『あなたは彼女に裏切られている』って何回も何回も何回も言われて、写真まで見せられて…信じてしまった。…それで…僕のナツを奪った井川先生が許せないと思ったし…ナツのことも…僕を裏切ったんだと思ったら…大好きな分、許せなくて…」
「そう」
「ごめん、全部僕が悪かった。…ナツはちゃんと真実を伝えてたのに…ごめん、あの時信じてあげなくて…本当にごめん…」
一通り聞き終わると同時にコーヒーも飲み終わり、私は心の中で、ふぅ…と、ため息を一つついた。
「…わかりました。その気持ちが本物だと信じて謝罪を受け入れます」
「ナツ……ありがとう」
「それじゃ…もう個人的に会うこともないと思いますが、お元気で」
カップを持って席を立とうとすると、間宮くんに止められた。
「ちょっ…ちょっと待って!」
「何ですか?もう話は終わったんですよね?」
「いや、まだ…」
「?謝罪ならもういいですから」
「いや、謝罪じゃなくて…あの………ナツ、もう一度、僕と付き合ってほしいんだ!」
「…はい?」
「分かってる、今さら謝ったところですぐに恋人に戻れるなんてさすがに思ってないよ……けど…これからの僕を見て、また友達から…始めてほしい。それで…もしナツにその気が出てきたら…また恋人として…」
「間宮さん、ごめんなさい。もう会わない方がいいと思います」
「それは、友達としても会ってくれないってことか?どうして!?」
「期待は持たせたくありません」
「期待って、僕はただ友達として…」
「さっき言いましたよね、『もしその気が出てきたら』って。それは期待を捨てていないということですよね」
「それは……そうだけど……」
「ごめんなさい。私は間宮さんの想いに応えることはできません。だから、今後は会わない方がいいと思います」
「…あの人か?桜賀さん…」
「それは間宮さんに伝えることではありません。謝罪は受け入れましたけど、私は間宮さんの想いに応えることはできません。期待も持たせたくないので、お友達としてもお付き合いできません。…失礼します」
「…ナツ!」
何を言っても食い下がる間宮くんにはこれ以上言っても無駄だと思い、最後に言うべき事を言って私はコーヒーショップを出た。
…そっと回りを見渡し、ちゃんとしたお店でよかった、とホッとしながら2人席に向かい合って座る。
「…僕がナツを拉致するとでも思ってた?」
あっ、顔に出てたかな。
「そういう訳じゃないけど」
「…ごめん、さっき手荒なことして連れ出したから、そう思うのは無理ないよな」
ん?何かさっきと態度が違う…?
「話したいことがあったんだ。…けどきっと普通に連絡しても相手にされないと思って……手荒な真似して本当にごめん!」
と頭を下げる間宮くんに少し戸惑いつつ口を開いた。
「…それで、話って何ですか?」
「…昔のことを謝りたくて…」
「それって、あの時の…?」
「うん」
「その件でしたらもう終わったことですし、何とも思っていませんから…これで失礼します」
「ナツ待って!頼む……頼むから聞いてほしい…」
その懇願する様相に、昔…仲がよかった頃の間宮くんが思い出され、張っていた警戒心が少しだけ緩んだ。
「…わかりました。少しだけなら」
と言うと、間宮くんは安堵した表情を見せた。
「ありがとう…ナツ。…あの時は本当にごめん。あの女のことは本当に好きとかそんな気持ちなんてなかったんだ。……僕は…ナツが大好きだった。誰にも渡したくないくらい、大好きだった。だから、あの女に『あなたは彼女に裏切られている』って何回も何回も何回も言われて、写真まで見せられて…信じてしまった。…それで…僕のナツを奪った井川先生が許せないと思ったし…ナツのことも…僕を裏切ったんだと思ったら…大好きな分、許せなくて…」
「そう」
「ごめん、全部僕が悪かった。…ナツはちゃんと真実を伝えてたのに…ごめん、あの時信じてあげなくて…本当にごめん…」
一通り聞き終わると同時にコーヒーも飲み終わり、私は心の中で、ふぅ…と、ため息を一つついた。
「…わかりました。その気持ちが本物だと信じて謝罪を受け入れます」
「ナツ……ありがとう」
「それじゃ…もう個人的に会うこともないと思いますが、お元気で」
カップを持って席を立とうとすると、間宮くんに止められた。
「ちょっ…ちょっと待って!」
「何ですか?もう話は終わったんですよね?」
「いや、まだ…」
「?謝罪ならもういいですから」
「いや、謝罪じゃなくて…あの………ナツ、もう一度、僕と付き合ってほしいんだ!」
「…はい?」
「分かってる、今さら謝ったところですぐに恋人に戻れるなんてさすがに思ってないよ……けど…これからの僕を見て、また友達から…始めてほしい。それで…もしナツにその気が出てきたら…また恋人として…」
「間宮さん、ごめんなさい。もう会わない方がいいと思います」
「それは、友達としても会ってくれないってことか?どうして!?」
「期待は持たせたくありません」
「期待って、僕はただ友達として…」
「さっき言いましたよね、『もしその気が出てきたら』って。それは期待を捨てていないということですよね」
「それは……そうだけど……」
「ごめんなさい。私は間宮さんの想いに応えることはできません。だから、今後は会わない方がいいと思います」
「…あの人か?桜賀さん…」
「それは間宮さんに伝えることではありません。謝罪は受け入れましたけど、私は間宮さんの想いに応えることはできません。期待も持たせたくないので、お友達としてもお付き合いできません。…失礼します」
「…ナツ!」
何を言っても食い下がる間宮くんにはこれ以上言っても無駄だと思い、最後に言うべき事を言って私はコーヒーショップを出た。