お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~

「ごちそうさまでした!あぁ、おいしかったぁ!じゃあお会計しよ!ご褒美のお会計!」

こんなに幸せな気分なのだから、高額でも悪い出費ではないと思えてきた。


「じゃカード貸せ。俺がやっとくから奈都子はトイレで化粧直してこい。ドロドロだぞ?」

えぇぇっ!?
「そうなの!?それ早く言ってよ!じゃ、悪いけどコレでお会計しといて!」

テッカテカな顔を桜賀にずっと見られてたなんて!これはとにかく早く直さないと!とクレジットカードを桜賀に渡し、早足でお手洗いへと向かった。




「お待たせしました」
「…おう。ちゃんと直せたか?」
「うん、バッチリ!」
「…あんま変わってねぇけど」
「ムカッ」

「フ、…じゃあ行くぞ。ほら、カード返す」

「お手数おかけしました。さて、いくらだったかなー…あれ?レシートは?」
見れば返されたのはカードのみ。

「秘密。来月の明細見て驚いてくれ。それも含めて俺の命令な」

「えぇ!?ていうか、そんなに驚くほどの金額なの!?」

「まぁ〝片手〞の範囲だから大丈夫だろ」

片手って…MAX5万円じゃないの!
「うわ…もやし生活待ったナシだぁ…」

「引き落とされるまでは困ることないだろ?ま、困った時はうどんくらい奢ってやるよ」

「ありがとう……来月…いや、再来月あたりお願いするかも…」

「あぁ。…じゃあ帰るか。それともどこかで飲んでくか?」

「いやいや!これ以上の出費は難しいし、続きは家で飲むからいいや」

「なら俺も一緒に飲もうかな、奈都子ん家で」

えっ!? ほんとに!? 嬉しい!
…っとと、顔には出さないようにしないと。

「いいけど…おつまみが無いから買わないと」

「それくらい出してやるよ」

「やった!」


実家からお米や野菜と一緒にお酒も送ってくれるから、家で飲む分にはお金がかからないんだよね。
でも、そんなことより桜賀と二人で飲めることが……まだ一緒にいられることが嬉しくて。
エヘヘ

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