お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
午前10時を過ぎた頃、奈都子が目を覚ました。
「…ごめんね…寝ちゃった…」
と、まだ眠いのか目を擦りながら言う。
同棲してた頃に当たり前にあった日常を久しぶりに肌で感じると、とてつもない嬉しさが込み上げてきて頬が緩む。
「おはよ、奈都子。眠いならまだ寝ててもいいぞ?」
俺の問いに「んー…」と答えると、のそりと立ち上がり、俺のいるキッチンへとやって来た。
「…起きる。お水飲む…」
まだしゃっきりと目覚めていない無防備な奈都子が可愛すぎて、我慢できず頭から覆うようにすっぽりと抱き締めた。
「うん…?」
「なんでこんなに可愛いんだろうな、俺の奈都子は」
「ふふ…響の匂い……好き」
ぎゅうと抱き締めてる俺の胸に顔を正面からつけた奈都子が可愛いことを言う。
あー…ヤバい…
久しぶりにむくむくと沸き上がる男の欲望というか、このまま押し倒したい衝動に駆られたが、まだダメだ!先にやるべき事あるだろ!と自分を戒め、必死にこらえた。
「奈都子、冷蔵庫に入ってる肉野菜炒め、今から食べてもいいか?」
「うん、もちろん」
「昨日来れなくてごめんな、作って待っててくれたのに…」
「ううん…」
俺の胸におでこを付けたままグリグリと左右に振る。
「ありがとな。じゃあ一緒に食べよ。奈都子も食ってなかったんだろ?」
「うん」
「それで、食べながら少し話してもいいか?」
「…何を?」
「昨日とこれからのこと」
「うん…」
不安そうな声を出す奈都子に「変な話じゃないからさ」と笑って頭を撫でた。
「…ごめんね…寝ちゃった…」
と、まだ眠いのか目を擦りながら言う。
同棲してた頃に当たり前にあった日常を久しぶりに肌で感じると、とてつもない嬉しさが込み上げてきて頬が緩む。
「おはよ、奈都子。眠いならまだ寝ててもいいぞ?」
俺の問いに「んー…」と答えると、のそりと立ち上がり、俺のいるキッチンへとやって来た。
「…起きる。お水飲む…」
まだしゃっきりと目覚めていない無防備な奈都子が可愛すぎて、我慢できず頭から覆うようにすっぽりと抱き締めた。
「うん…?」
「なんでこんなに可愛いんだろうな、俺の奈都子は」
「ふふ…響の匂い……好き」
ぎゅうと抱き締めてる俺の胸に顔を正面からつけた奈都子が可愛いことを言う。
あー…ヤバい…
久しぶりにむくむくと沸き上がる男の欲望というか、このまま押し倒したい衝動に駆られたが、まだダメだ!先にやるべき事あるだろ!と自分を戒め、必死にこらえた。
「奈都子、冷蔵庫に入ってる肉野菜炒め、今から食べてもいいか?」
「うん、もちろん」
「昨日来れなくてごめんな、作って待っててくれたのに…」
「ううん…」
俺の胸におでこを付けたままグリグリと左右に振る。
「ありがとな。じゃあ一緒に食べよ。奈都子も食ってなかったんだろ?」
「うん」
「それで、食べながら少し話してもいいか?」
「…何を?」
「昨日とこれからのこと」
「うん…」
不安そうな声を出す奈都子に「変な話じゃないからさ」と笑って頭を撫でた。