お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
ウェディングドレスから私服のワンピースに着替えた葵と私は、同じくタキシードからスーツに着替えた爽維くんと響と共に、披露宴会場だった【瑠璃の間】へ戻った。

というのは、ホテルスタッフの南さんから「着替えたら瑠璃の間に来てほしい」と言われたからだ。

四人で「何だろうね?」と首をかしげながら瑠璃の間に差し掛かると、ちょうどホールの手前にある小部屋の扉が開いた。

「あっ、今お迎えにあがろうと思っていたんです」

「あぁ、南さん。あの、式のことで何か…?」

「わざわざご足労頂いてすみません。ここでは何ですから、こちらへ…」

響の問いに、南さんは私達にその小部屋へ入るように促した。

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