君と始める最後の恋
相変わらずお昼休みは志織ちゃんと一緒に取っていて、今日も会社の食堂で共にしていた。
「結婚生活どうですか?」
「うーん、同棲してたしそんなに大きく変わったわけじゃないんだ。名前変わったり変化はあったんだけどね。生活自体はまだ夫婦の話し合いとか何もしてないから変わってなくて。」
「夫婦の話?」
「それこそ結婚式の事とかもだし、お金の管理、貯金の事とか。」
「生々しい…。」
志織ちゃんが箸でうどんを掴みながら苦笑いしている。
何はともあれ結婚式の事はそろそろ進めておきたい。
ふと食堂の入り口を見ると珍しく小川くんと入ってくる類くん。
(あの2人意外と仲良いんだよな。)
元指導係だったし別に意外ではないのかもしれないけど、ああやってお昼一緒にするの最近な気がする、と思いながら、類くんを見ていると目が合って、嬉しくなって手を振る。類くんは当然振り返してくれないけど。
そんな類くんに、小川くんが肘で突きながら何かを言っている。きっと私が手を振っているのに何も返さない類くんに注意してくれているのだと思う。あれもツンデレって感じで、可愛いと思っているので全く私は気にしていない。
「一ノ瀬さんって、塩ですよね。本当に。郁先輩から聞くと砂糖の時もかなりある気がするのに。」
「人前であまり恋人とか夫婦っぽい事慣れてないんだと思う。今まで付き合い隠してたしね。」
「それもそうですけど。もう公認だから普通にしてればいいのに。」
志織ちゃんの言葉に苦笑いする。
類くんの態度が冷たいと感じている様で、よくその発言を聞いていた。
会社であの態度でも優しい所たくさん知ってるから何も文句が無い。むしろあれはあれで類くんらしさ全開で好きなんだけどな。
「結婚生活どうですか?」
「うーん、同棲してたしそんなに大きく変わったわけじゃないんだ。名前変わったり変化はあったんだけどね。生活自体はまだ夫婦の話し合いとか何もしてないから変わってなくて。」
「夫婦の話?」
「それこそ結婚式の事とかもだし、お金の管理、貯金の事とか。」
「生々しい…。」
志織ちゃんが箸でうどんを掴みながら苦笑いしている。
何はともあれ結婚式の事はそろそろ進めておきたい。
ふと食堂の入り口を見ると珍しく小川くんと入ってくる類くん。
(あの2人意外と仲良いんだよな。)
元指導係だったし別に意外ではないのかもしれないけど、ああやってお昼一緒にするの最近な気がする、と思いながら、類くんを見ていると目が合って、嬉しくなって手を振る。類くんは当然振り返してくれないけど。
そんな類くんに、小川くんが肘で突きながら何かを言っている。きっと私が手を振っているのに何も返さない類くんに注意してくれているのだと思う。あれもツンデレって感じで、可愛いと思っているので全く私は気にしていない。
「一ノ瀬さんって、塩ですよね。本当に。郁先輩から聞くと砂糖の時もかなりある気がするのに。」
「人前であまり恋人とか夫婦っぽい事慣れてないんだと思う。今まで付き合い隠してたしね。」
「それもそうですけど。もう公認だから普通にしてればいいのに。」
志織ちゃんの言葉に苦笑いする。
類くんの態度が冷たいと感じている様で、よくその発言を聞いていた。
会社であの態度でも優しい所たくさん知ってるから何も文句が無い。むしろあれはあれで類くんらしさ全開で好きなんだけどな。